過去のトラウマと癒し

私の人生の苦しみは、好きだった人達に自分を受け入れてもらえなかった、理解してもらえなかった、この一言に尽きます。

好きだった人達は1人ではなく、母、父、親友、元彼……多分他にも沢山いたと思いますが、思いつくだけでも数人はいます。
親友とは腐れ縁として続いてますが、その他とは全部縁が切れ、今は好意はありません。ただ後悔や、怒りや憎しみ、罪悪感だけが残っています。
しかしこの人達に抱いてるのはただの好意ではなく、愛憎です。好きだけれど憎い、憎いけれど好き。理解したいけど理解できないし相手からも理解されない。そんな関係でした。

普通の人達からすれば何故わざわざ憎しみを抱きたくなるようなワケの分からない人達と仲良くなるのかが理解できないでしょう。

ただ、私が他の人達と違うのは、私が自分と両親を強く憎んでいるということ。
自分を憎み、親を憎んでいるから、他人にもそれを投影してしまい、憎み合う関係が当たり前だと思ってしまう。憎んでしまうような人をわざわざ愛して苦しんでしまう。

憎しみのない平穏な愛情を貰った記憶が私にはありませんから、そういう歪んだ愛情を持つことしかできない。これから先どうなるかはともかく、私が今そういう人間なのは確かです。

でも誰ともこんな形で関係を終わらせたくなかった。私も暴言を沢山吐いてひどいことを沢山してきたし、こんな後悔をする資格もないと思うのですが、憎しみ合うような関係なんて築きたくなかった。相手の欠点や自分の欠点を許し、疑い深くならず、笑って穏やかに過ごせる生活がしたかった。でも今の私にはそれができるだけの余裕がない。

話は変わりますが、最近はインナーチャイルドセラピーとマインドフルネスという心理療法を調べています。
インナーチャイルドセラピーは幼少期の自分をイメージの中で再現し、想像上の中で遊んであげたり労ったりして自分の中に残っている幼少期の自分を育て直しをすること。これは私のように、親から愛されずに育ってきた人には効果が出るらしいです。
マインドフルネスは瞑想の一種ですが、科学的にも心理療法として活用できることが証明されています。過去のトラウマや未来への不安を取り除き、今この瞬間の現実に着目することでヒステリーや不安症、人格障害を軽減する効果があると言われています。

この2つのセラピーをすることによって自己受容が高まり、私の憎しみや劣等感から多少は解放されると信じて実践しています。もっと時間ができたらワークショップや自助グループにも顔を出してみるつもりです。
最近はこんな調子です。道のりは長いかもしれませんが、気長にやっていきます。