ある憎い人への心情

どうして愛してくれなかったんですか。最初から全部貴方のことを理解してますよ、貴方の苦しみを理解してますよ、というような顔をして、どうして理解もせず愛しもしてくれなかったのでしょうか。

他の人と付き合い、大分傷は癒えましたが、それでもどうしてあんな蔑ろにされなければならなかったのか、未だに怒りが湧いて来ることがあります。でも直接危害を加えたり関わることは今後ないので安心してください。ただその時の傷が無くなっていないというだけの話です。


貴方は、自分の暗い部分を直視せずに、常に優しく善良な人であろうとしてましたね。幼少期に見たアニメのフルーツバスケットの影響を受け、善人に憧れ、他人に気に入られるために思ってもない美辞麗句や嘘を述べる。自分にも他人にも嘘をついて生きる人でしたね。

内面的にどうかはともかく、貴方は表面的に見れば立派な善人ですし、その理想は叶ってると思います。けど、本心じゃない優しさに惹かれてしまった私はどうすれば良かったんでしょうか?

優しくされて、付き合ってから一人でいたいと冷たくされて、動転しないわけがないですよ。もっと優しくされたかったし注目してほしかった。

確かに私はめんどくさい女でしたね。重いし、疑い深いし、攻撃的で。貴方には大変な苦労をかけましたね。

でも貴方にはそれが最初から分かっていたはずですよ。そういう女性を避けることだってできたはずなのに、悩んで生きて荒れていた私に近寄ってきたのは他ならぬ貴方です。私が貴方に目をつけたのではなく、貴方が私に目を付けたのです。

私は今も貴方が許せないので、貴方の様子をたまに探ってしまいます。

しかし、何故貴方は私の方を探って来るのでしょうか?重くて鬱陶しくてしんどいと別れておきながら、こちらの様子を見に来るのは意味がわかりません。

重くてウザくて近寄りたくない私に悪口を言われてるのがそんなに気になりますか?他の女性と早く付き合って私のことは忘れてください。

自分の首を締めて生きるのも大概にしないと、また後々大変なことになりますよ。